被毛の消失と脱毛

過剰な脱毛の原因として考えられる事は、甲状腺疾患・性ホルモン・犬のクッシング病といったホルモンバランスの乱れ・不適切な食事・寄生虫等があげられます。また、真菌感染・免疫疾患・注射に対する反応或いはストレス・副腎質ステロイド薬の使用およびアレルゲンによって起こるあ膿性があります。愛犬の過剰な脱毛がみられる場合、補完療法を用いる前に獣医師の診察を受ける事が非常に重要となります。たいていは皮膚掻爬と細胞検査をすすめます。他にも血液による真菌培養検査や、生検を勧められる場合もあります。とはいえ、健康的な状態であっても毛は抜けるものです。抜ける毛の量も、個体差があるでしょう。ですので、脱毛が生理的なものなのか病的なものなのかを見極めていく必要があると言えます。また、どこに原因があって毛が抜けているのかも知る必要があると言えます。例えば「毛そのもの」に要因があるならば、遺伝的なもので毛が脆くなっている可能性が考えられます。「毛穴」に要因がある場合には、感染症や自己免疫生疾患によって毛穴が破壊されて毛が抜けやすくなっている可能性があります。また、他にも「毛周期の異常」という可能性もあります。犬種や個体差・日照時間・気温・栄養状態・ホルモン状態によって左右されます。このような何かの要因から毛周期異常が起こると、脱毛症が引き起こされるのです。では具体的に、病的な脱毛か否かを見極めるポイントをお話ししていこうと思います。まず「毛艶」。ゴワゴワした毛になっていないか確認してみましょう。違和感に気付き為にも、日頃からブラッシングしたりなでたりして健康な状態を知っておく事が大切です。続いて「抜け毛の程度」です。皮膚が見えるくらいの脱毛なのか否かが見極めのポイントの1つだと思います。最後に「抜け毛の分布」です。どの部分の毛が薄くなっているのかを把握しましょう。耳の後ろやお腹はもともと毛の薄い子もいますから、愛犬の特徴を知っておきたいところです。以上のように、脱毛症というのは多様です。今回ご紹介した事以外にも、成長期や妊娠やストレスによる「休止期脱毛症」や「成長期脱毛症」、原因不明で突発性に発症する「パターン脱毛」などもあります。美容上の問題・疾患によるもの・原因によっては治らない脱毛症も存在します。脱毛の原因を特定する事が、毛を復活させる第一歩にも繋がります。日頃から多少なりと気にかけてあげて、早期の段階で気づき受診できると良いですね。